「店長!いつも言ってるじゃないですか!!無言で現れるのはやめてください、って!!!」 「ごめんごめん。こんにちは、綾野ちゃん。彼女は三好 知世ちゃん。君よりちょっとだけ、バイトの先輩だよ」 紹介されて、知世は今までの怒りを忘れたように、ニコッ、と綾野に笑いかけた 「よろしくお願いします。三好 知世、って言います。16歳です」 「・・・和泉 綾野です。19歳です」 お互い名乗り終わると、店のドアが勢いよく開けられた