そして、平和な日々を過ごし、 あたしは二年生になり、今に至る。 ざっと説明したけどご理解いただけたでしょうか? まぁ深く理解しなくても大丈夫だと思うよ。 人生細かいこと気にしてちゃ頭が痛くなるから。 「うーっす。」 あたしはショップのドアを開けた。 いつも通りカランカランとベルが鳴る。 かわいらしい小物を売っている小さいショップ。 あたしはここでバイトをしている。 「おせーぞ、客多いんだから早くしろ!!」 レジでカリカリしているのは店長の正木悠太。 元生徒会長だ。