「…明葉は俺にくれると 思ってたのになぁって」 先生はそう言いながら 自分の教科書などを持った。 「なんてな、冗談だよ」 そう言って歩き出した。 あたしは急いで 自分の席に戻り カバンから先生への チョコを取り出した。 ハンカチで隠し、 あたしは慌てて 先生を追いかけた。 階段を降りたはずだと 思い、あたしは走った。 すると、やっぱり 先生は職員室へ向かう 渡り廊下を歩いていた。 「さいきせんせ~」 走りながらあたしは呼んだ。