思わず学校へと向かっていた足を止める。 というか、足が勝手に止まる。 「それ…」 ボソリと、あたしが呟く。 「ん??」 桑原も足を止めて、無邪気な子供みたいな顔であたしを見る。 「そ、そーゆーのは、好きな子に言いなよっ…その、なんか…」