「大丈夫だよ!! このあいだ聞いた希望通りに作っ・・・」 あたしが言い終わらないうちに、持っていた箱を奪われ、中に入っていたトリュフが彼の口へ運ばれる。 ・・・マイペースなんだよな、圭吾って。 「ど、どうかな??」 ドキドキしながら、圭吾の顔を覗くように見る。 あたしの言葉に耳を傾けているのかいないのか、ただ無言で口を動かしている。 「ま、まずかった・・・??」