家に着いたあたしは、今日の晩ご飯のハンバーグの準備に取り掛かる。
最近は、料理も少しずつ出来るようになってきた。きっと先生に美味しいものを食べてほしいから、無意識に張り切っているのかもしれない。
「お、今日はハンバーグか。美味しく作れよ?」
「あ、先生!お帰りなさい!!」
ちょうどハンバーグを焼いているところに、仕事終わりの先生がキッチンを覗きにきた。
仕事終わりで疲労感が漂っている先生も、フェロモンが垂れ流されていて素敵に感じる。
先生の全てが好きすぎて、あたしはどうしようもないです。
「なんだか花嫁修業みたいだな」
「え、花嫁ッ……?」
「お前、色々と妄想しすぎだから。勉強もして妄想もして、忙しいヤツだな」
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