そう言って、先生の手のひらから出てきたのは……お守りだった。
それも、学業関係の。
「これ、何ですか……?」
「やる」
「誰にですか……?」
「お前に」
「何でですか……?」
急に部屋に呼び出されて、いきなりお守り見せられて。
状況がよく掴めていないあたしは、全てを疑問形で返してしまう。
いまだにポカンとしているあたしを見た先生は、「そういえばお前ってこんなヤツだったよな」と訳の分からないことを呟くと、
「――お前が勉強頑張ってるの知ってて、応援したいと思ったからだよ!!」
少し顔を赤らめて、顔を背けた。
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