俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~




決心して先生の部屋に入る。


久々に訪れる先生の部屋は、ここが桜井家であることを忘れてしまいそうなくらいに落ち着いた雰囲気を醸し出していた。


部屋に入ってオドオドしているあたしを見かねて、先生はベッドに座るように言ったけど、それでも落ち着かない。



だって……先生のベッドだもん。


先生がここで毎日寝てるって考えてると……って、あたしってば何考えてるの!?


暴走しかけた脳みそをブンブンと勢い良く振ると、あたしは意を決して先生と向かい合った。




「それで……話とはなんでしょう?」



「いきなり呼び止めて悪かった。お前、明日からテストなんだろ?」



「そ、そうですが……」




あたしのテストと先生に、一体何の関係があるの?と疑問に思っていると。




「これ、やるよ」




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