俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~




この間、アイツと臨海公園に行った時だってそうだった。


急に現れた由梨は、高校時代よりも断然美しくなって、俺の前に現れた。


もう俺の中では吹っ切れていたはずなのに、いざ本人を目の前にすると、あの時の気持ちが溢れだして止まらなかった。



由梨が好き。

由梨が愛しい。

由梨を俺のものにしたい。


叶わない欲望が、俺の心を渦巻いて止まらなかった。だから、俺はあえて由梨と視線を交わさないようにしていた。


もう俺には、由梨を見ることすら許されない。


俺の気持ちは、大切な友人を裏切るものだから。



高校を卒業して、大学に入って、研修医になって、やっとひとりで羽ばたけるようになっても、何故かこの気持ちは消えてくれない。


そろそろこの気持ちから卒業したいのに、何故か出来ないでいる。



何故、こんなにも俺は由梨に執着しているんだろう。




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