俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~




あれから、あたしは思いっきり放心状態のまま池谷くんに引っ張られるように教室に連行され、絵梨にゃんと合流。


魂の抜けたあたしは、絵梨にゃんにどんだけ悪口を言われても反応しなかったらしい。


おまけに、池谷くんは「黒木さん、この子のことよろしくね」と意味深な発言をして帰ってしまったらしく。



気が付けばあたしは、ドーナツ屋の席で絵梨にゃんに睨まれていた。




「ねぇ、柚。あたしはアンタに聞きたいことがたくさんあるんだけど」



「ひいっ……!!絵梨にゃん怖い!!」



「最初は最近元気がなかったから、甘いものでも食べて元の柚に戻ってもらおうとしてただけなのに。

だけどなんで!!池谷があんなに気持ち悪い笑い方して柚と教室に戻ってくるのよ!!」



「絵梨にゃん、悪口だよ……」



「池谷に一体何をされたの?全部話して、柚!!!」




テーブル越しに肩を揺すられる。


これじゃ、テーブルまで破壊しそうな勢いだよ、絵梨にゃん。



あたしは腹をくくり、全てを話すことにした。




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