俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~




「おいしいー!!先生、このトマトクリーム、すっごい濃厚です!!」



「はしゃぎすぎだぞ。落ち着いて食べろ」



「だって!本当においしいんですもん!!」




先生が連れてきてくれたイタリアンのお店は、想像してた光景と違っていた。


あたしのような女子高生には似合わないような高級なお店だと思ったら、一軒のログハウスに到着。


なんと、その小さなログハウスが、先生オススメのイタリアンのお店だった。



店内を覗くと、優しい木漏れ日が部屋中に降り注いでいるリラックス出来る場所になっていて、初めて来たあたしでも思わずくつろいでしまうほど。


そんな素敵なお店のメニューを見るとおいしそうなパスタの名前ばかりが並んでいて、注文するのに時間がかかってしまったけれど。


あたしはエビのトマトクリームパスタ、先生はツナとほうれん草の和風パスタを注文して、今に至る。




「お前、頬にトマトクリームついてるぞ」



「へ……っ!?う、嘘……!!」



「嘘だよ。必死になりすぎ」





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