夕食を済ませると私はお風呂を軽く済ませて自分の部屋へ上がり、助走を付けて思いっきりベットにボディーブローもどきを炸裂させて軽くガッツポーズを決める。

特に意味は無い。

……なんだろう、この虚しさは?

普段、雅姉さんはこんな虚しさを常に味わっているのだろうか? と思うと胸が痛む。早くあの性格を直してあげたいと思った。


何となく寝返りをうつと真っ白な天井に大きめの蛍光が付いているだけの光景が映る。

自分の部屋ながら、非常にシンプルだなあ……と思う。

置いてあるものと言えばベット、勉強机、ごみ箱。クローゼットも一応。

……それだけ。
他には特に何も無い。

……つまんねえ……。

普段の生活と同じくらいつまんねえ……。





……何か……スリリングな物、ないかなあ?





そんな事を考えながら、眠りに落ちた。

明日こそは面白い物に出会えると願って……。