君の名前



「ありがとう」


私がそう言うと、吉隆はいつも通り「ああ」と短い返事をした。









アイスがなくなる頃、携帯に母親から夕飯の準備ができた、とメールが来て、そのまま私は帰った。


なんだか妙に嬉々としているのは、デートのせいだろうか。


それとも、吉隆のせいだろうか。