「会いに行けばいいだろ。斜め前なんだし。」 そうだ、気になるなら会いに行けばいいだろ。 こんなところで待ってないで、直接アイツの家までいけばいい。 そうすれば、この妙なモヤモヤも晴れるだろう。 「吉にぃに言われたくない」 俺の頭の中を読んだのか、妹はもっともな台詞を言う。 会いに・・・。 「・・・・はぁ」 自然とため息がでた。