加納欄の警察手帳 シリーズ24

高遠先輩もニヤつく。

大山先輩は、普段見せないくらい、耳まで真っ赤になっていた。

「お、お前ら。いつからいたんだよ!」

「え〜、いつって”どれだけ心配したと思ってんだよ”とか?」

祥子さんが言う。

「”犯すぞ、こら”とか?仁、お前それ犯罪だろ。脅迫だぜ。犯すほど、欲求不満じゃねぇだろ」

と高遠先輩に言われ、あたしも顔が真っ赤になった。

「っっっ。最初っから聞いてんじゃねぇかよっ!」

と言って、大山先輩は、高遠先輩に掴みかかっていった。

「お前が欄に説教するって言ってたくせに、甘いからだよ」

高遠先輩は、あたしを見た。


マ、マズイッ(-.-;)


「さぁて、仁の子猫ちゃん、お暇なら犬のオマワリサンと、お話ししようか」

と言うと、高遠先輩は、あたしの襟首をつまみ上げた。

「アゥゥ……遠慮します!非番なんでっ!」

「まぁまぁ、たまにはじっくり語ろうぜ」

高遠先輩は、そのまま襟首を掴むと、あたしを引きずって歩いた。

あたしは、引きずられ、後ろ向きに歩き、助けを求めた。

「祥子さんっ!助けて下さい!」

「今回は観念しなさい。アンタの行動が全て南署に物品請求されてるのよ」


そんなっ!!


「大山先輩っ!先輩!助けて!!!お願いっ!」

「欄」

大山先輩は、あたしを見た。

「大山先輩!」

「しぼられてこい!」


ヒュルルルルル〜(:_;)


うわぁぁぁん(@_@)


「待って!聞いて!違うんです!」

「ほぉ〜」

「これは全て、鮎川さんを助けたいという思いから!!」

「ほぉ〜」

「いっぱいは、悪いことしてないハズですぅ」

「ほぉほぉ〜」

あたしは、ズルズルと引っ張られながら、高遠先輩に。

「2人きりになろうな」

と言われ、取調室に連れ込まれ、たぁぁぁぁっぷりお説教をくらった。

最後に。

「今後、先輩方の指示無く、行動を起こすことは致しません」

と口約束が、交わされた。