薫のマンションから、真っすぐ病院へ行った。私服で入ってきた私を見て、薫は少し驚いた。
「わざわざ持ってきてくれたの?」
「ううん。病棟に用事があったから、そのついで。」
「あっそ。」
あっさり言った私に、薫はつまらなそうな顔をした。
何か素直で、可愛い…
「ところで、今日からご飯始まったんでしょ? 胃の方は大丈夫? 痛くない? 薬はちゃんと飲んでる?」
薫の体調は順調に回復し、点滴もなくなって食事が始まった。
「大丈夫だよ。こまかいなぁ…」
彼が、笑いながら言う。
「これが本当の、受け持ちの仕事なの! さて、じゃあ行くね。」
「ねぇ、明日は仕事?」
部屋を出ようとすると、声をかけられた。
「わざわざ持ってきてくれたの?」
「ううん。病棟に用事があったから、そのついで。」
「あっそ。」
あっさり言った私に、薫はつまらなそうな顔をした。
何か素直で、可愛い…
「ところで、今日からご飯始まったんでしょ? 胃の方は大丈夫? 痛くない? 薬はちゃんと飲んでる?」
薫の体調は順調に回復し、点滴もなくなって食事が始まった。
「大丈夫だよ。こまかいなぁ…」
彼が、笑いながら言う。
「これが本当の、受け持ちの仕事なの! さて、じゃあ行くね。」
「ねぇ、明日は仕事?」
部屋を出ようとすると、声をかけられた。