――――――11:45 時間というものは本当に過ぎるのが早い。 時計の針は今にも切れそうな電池で頑張っているのだろう。アイツは12時までおそらくもたない。 力尽きそうな時計を遠目に、私は脱力する。 ・・・将大が、あんなこと言うから。 『地球滅亡まで、あと二時間』 嫌だなぁ。もう少し時間が欲しい。 将大の言うとおりなら、あと15分しかないじゃないか。 『精一杯生きろよ?』 わかってるよ。でも・・・・・・これだけはいつも精一杯、全力で注いできたはずなのに。