「だからそんなアホなことは早く終わらせなきゃね」
「ナツーー!!」
ごめんよ、ナツの気も知らないで。
やっぱり持つべきものは親友さまさまだわー!
「そのきらきら目やめて、キモい」
ちょ、ナツー!?
うるうる目になった私に構うことなく、ナツはテキパキと言葉を綴る。
「男子たちの行動はもう始まってると見ていい。
彼らの動向を全て抑えるには限界があるわ。
だから幹部のところへ直接行こうというアヤの判断は正しいと思う。
でも幹部は、親衛隊の階級の高い子たちにしか自分が幹部だと明かしてないみたい。
そうと決まれば作戦!」
「作戦……?」
「これから幹部と戦おうってのに……
もっとしゃんとしなさいっ」
ぼへっとした私に活を入れるべくナツが喚いた時、背後から
「面白そうな話をしてるな」
という低い声が聞こえた。



