ちょうどそのころ、

村には奇妙な女の子が迷い込んでいて、お寺のおしょうさまが育てておりました。


おしょうさまも、
少年のおじいさんと同じように、優しい心の持ち主でした。



村のおとなたちはみんなで画策をして、

おしょうさまの留守に女の子をつかまえて、少年への「供え物」にしてしまいました。