すこしして
紗彩は話し始めた。


『あたしは‥小さい時から左の耳が全く聞こえないんです。日常的には支障ないんですけど‥坂口さんはそれでも、こんなあたしでいいですか?』


ビックリした。
見た目分からず、
全く普通だったから。


でも言われてみると
いつも俺の左側にいる。



俺は

『そんなん関係ないやん。左耳聞こえんくても紗彩は紗彩やし、第一そんな見た目とかで好きンなったんちゃうで?大丈夫!俺気にせぇへんし!好きのがでかいから!笑』


そう言った。



実際、好きのがでかいしな。笑
それを素直に言ってくれた紗彩を愛おしく思った。


『今日からカレカノやな。俺は紗彩って呼ぶから、紗彩も圭介って呼んで?ってか呼べ?笑 あと敬語禁止やから』



と言った。





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