悠斗は、大学に通いながらバイトも続けて、 出来るだけ生活費を仕送りに頼らないで自分で稼いでいた。 どうにか時間をやりくりして、私といる時間を作ってくれている事を、私もわかっていた。 会っている時は、時間が止まればいいとさえ思う。 悠斗の変わらない憎まれ口の中にある優しさに触れる度に嬉しくて。 彼曰く、「3年越しの想いが実ったから、実感がわかない」らしいのだけど。 それは私も同じ。