「無理。疲れてもう寝てる」


『疲れてって何だよ!お、おい!お前ねーちゃんに何したんだ!?』


「何って…決まってんだろーが。ボケ」


『はあ!?ふざけんな、この野郎!!』



優太のテンパリ具合に笑いを噛み殺しながら、


「じゃあな」と電話を切った。



心配すんな、優太。


俺がずっと、亜矢の側にいて、


絶対他の男なんかに渡さないから。