悠斗はため息をついて、私から離れていく。
「ごめん、シャワーあびる。頭、冷やすわ」
悠斗は、そのままバスルームに入って行った。
ひどいのは、私だ。
悠斗の言った事が頭から離れない。
他の男の人になんか、目なんかいかないのに。
いつもはこんな格好して歩いたりしないのに。
悠斗は、私を信用してくれてないのかな。
そっと首筋の跡を指でなぞる。
「こんなの、必要ないのに…」
こんな事に傷ついて、涙が出るなんて。
どうして、私はこんなに子供なんだろう。
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