ウィ――ンッ・・・――― 自動ドアが開く。 空港に着いたのは電話をもらって・・約20分。 今頃愛子はどうしてるだろうって不安が募る。 置いてきてしまったという罪悪感に浸っている最中、見覚えのある人影が。 片手に缶のコーヒーを持って、えらくゴージャスなカッコをしている。