あたしは黙ってカウンターの席に座った 「……。」 「……。」 沈黙が続く 「なぁ…」 桑田君が口を開く こっちを見ない 「俺…何した?」 「…。」 「俺は…本条となんか…付き合う気はない…」 「…。」 「なんだよ…相田 しゅんって奴…」 「何勝手に付き合ってんの?」 「桑田くん…本条先輩と...抱き合っていた…」 涙が出る 「えっ…何言って…」 「階段裏で抱き合っているの...あたし見たんだよ…?」 コロッと涙がこぼれた