「………んっ…しまった、また眠っていたか…毛布…ありがとうな、ティアラ」

眠るティアラを見つめていると…


「・・勉……起きたの、今、ずっと私を見てたでしょ…バレバレなんだから」


「寝顔は、可愛いいからね」


「じゃぁ起きてる時は可愛くないって意味!!」


「そんな事、言ってないだろ(笑)流してくるよ体」


「タオル後から持って行くから」


「あぁ頼む」


火を炊きながら、保存食を温め終わった頃、勉が戻ってきた


朝食を食べ、日本時間では、朝の10時、診察は始まる


「はい、次の方……んっ…君は……」


「そうだよ、先生、ジータさ」


「ジータ!でかくなったな〜〜ティアラ!ティアラ!」


「………ジータ!ジータなのね…!」


「なったんだな、おまえ、医者になったんだな」


「約束したじゃない…なって戻って来るって」


「よし、話は後だ、先ずはワクチンをして、診察するから」


「頼むよ、先生……ティアラ先生」


その笑顔は、昔と変わらないジータだった