その日の放課後… もしかしたら保健室にいるかも知れないと、一人で向かった。 案の定ソファに寝転がっていた悠里くんの姿… 先生はいないみたいだった。 「あ…あのっ」 「ん、お前」 選択授業の時のお礼を言おうと悠里くんをたずねてきたのに、今になって言いたい事が浮かばなくなる。 これならメモに書いとけば良かったかな… 少しの沈黙を破ったのは起き上がった悠里くんだ。 「何で来たんだ?」 「え…それは…」 「俺がいると思って?」 そうだよ。 悠里くんに会いたくなって来たんだよ…