「あ、えっと……立宮先生が…じきに来るからって……」 「座れよ」 少し表情を緩めた立宮君が、窓の方に歩いて行った。 「怪我、平気?」 なんとか言葉を繋げて、口を動かす。 「あぁ、痛いけどな。治療は終わってるし……」 「たくさん、血が出てたから……心配だったの」 「悪かったな」 え? 立宮君、あたしに謝るようなこと、した? むしろあたしが謝らなきゃいけないくらいなのに…どうして?