「え?」 見ると、ナデシコは今まさに、車に連れていかれるところだった。 「崎先生呼ばなきゃ!」 「あたし、立宮に連絡する!とにかく学校に急ごう! ……あ、もしもし?!崎先生いる?ナデシコがつれてかれたんだ、ツナギの青の、うん、助けて!」 「あ!」 学校への道の途中に、またしても金髪を見つけた。 「てめえ、弟!」 殴り込む勢いで立宮君に近づいて行ったツバキが、ピタリと止まった。 「おいっ、大丈夫かよっ」 しゃがみこみ、倒れている立宮君の頬をペシペシとたたいている。