妹A ~5人兄弟+1~


―それは…―



駿は学校には向かっていなかった。



病欠の連絡を学校にすると、そのまま携帯の電源を切る。



「ごめんね。先生を休ませちゃって」



助手席に甘えた顔する理彩。



「いいよ。どうせ今日は授業なかったし。ずっと理彩と一緒にいる」



理彩は駿の左手をそっと握った。



「遠くに行ってみたい。行ける所まで。ねっ、海は?」



「了解」



駿は優しく微笑むと車のエンジンをかけた。



理彩のお気に入りの曲が流れ始める。