妹A ~5人兄弟+1~

「離せって」



無理矢理、腕を振りほどいた。



「つかさ?」



さっきまで隣にいたはずのつかさの姿がない。



「あの娘なら行ったわよ」



「えっ?」



慌てて前を見ると、もうずっと先の方をつかさが歩いている。



「オイッ!待てよ!!」



つかさは振り向かない。



「つかさって!!」



スバルの大きな呼ぶ声に反してつかさは急に走り出す。



「アイツ…、ボルトか?」



あっという間に姿が見えなくなった。



「悪いけど、1人で行ってくれ」



麗花の言葉を無視して、スバルは見えなくなったつかさを探すように、先を見つめて走り出した。