妹A ~5人兄弟+1~

「そうだ。いい事教えてやるよ」



「何?」



つかさがグッと近寄って顔を近付ける。



「ここの土手でさ、四ツ葉のクローバーを2つ見つけてそのうちの1つを片思いの相手に気付かれずに渡す事が出来たら、両思いになれるんだってさ。」



顎で土手を指しながら言った。



「ホント?でも、四ツ葉のクローバーって1つ見つけるだけでも大変でしょ?それに相手に気付かれずにって、めちゃくちゃ難しい」



「まぁ、ただのまじないだけどな」



近付いた顔にどぎまぎして、一歩横にずれた。



「でも、難しいから叶いそうな気がする」



「やってみれば?」



前を向いたまま素っ気なく言った。



「スバルに渡そうかな?」



「はい?」