妹A ~5人兄弟+1~

スバルは黙って強く手を引いた。



「ちょっと!!」



そのまま土手を下りて川に入って行く。



「待って!」



川は見た目通り浅く、膝程の深さしかなかった。



「ここ、綺麗な石があってさ。…ほら、あった!」



スバルはまだしっかり手を繋いだまま、水の中に右手を突っ込んだ。



(スバルの手、意外と長くて綺麗…)



「ほら」



「石?」



「正確には石じゃないな。多分、割れたガラスが流されるうちに角がとれて丸くなったんだと思う。でもさ、綺麗だろ?」



「ガラスなの?綺麗…」



小さな薄緑色の柔らかい光りを発しているそのカケラは、つかさの手のひらでキラキラと太陽光を浴びていた。