妹A ~5人兄弟+1~

「えっ?」



スバルは背中に温かい重みを感じた。



甘い香りがフワッと包む。



「つかさ?」



「当たり!スバル、私の温もり、覚えててくれたのね。嬉しい!!」



満面の笑みでつかさが後ろから強く抱きついていた。



「お…おい!!誤解を招くような事を言うな!」



赤くなりながら、慌ててつかさを離そうとする。



あまりの大胆さに周りにいた生徒達はあっけにとられて見ている。



「探したのよ。スバル、帰るの早いって」



「バ…バイトなんだって。これから…!」



なおもつかさは抱きついている。