妹A ~5人兄弟+1~

「朝から四ツ葉のクローバーを見られるなんて、今日もツイてる」



「ツイてる?」



嬉しそうに言うつかさに優もつられて微笑んだ。



「うん。ツイてる。私ね、いい事があったら『ツイてる』ってわざと口にするの」



「何で?」



いつの間にか2人は並んで座っていた。



「口にするとね、どんどんいい事が増える気がするの。ツイてるって言えば、ツイてる事をまた呼びそうな…」



「分かる。オレもそう考える人」



「ほんと?気が合うね♪」


『気が合う』
何気なく言った言葉が2人を微妙に傷付けた。



笑顔が消えたつかさを見た優は、心の中で祈った。



今日だけ…



今だけ……



ただの男に。