妹A ~5人兄弟+1~

優の姿を見送った後、駿は階段の先の2階を見つめた。



「朋、スバルの様子見に行ってくれるか?」



「分かった」



朋はサッと席を立つと2階のスバルの部屋に向かった。



「空……」



駿は、まだうなだれて立っている空に優しく声をかけた。



「もう気にすんな。優にぃ思いのお前の事だからさ、感情的になったんだろ?」



「………」



「普段はアツくなったりしないお前がさ…。おそらく…スバルよりも優にぃを選べって言いたかったんだろ?優にぃを選んでくれって。兄妹って事を捨てて…。誰よりも優にぃを慕ってるお前だからな。理性より感情だったんじゃないのか?…って、これはオレの想像だけどな。優にぃはもう許してくれてるよ。ほら、早く飯食え。今日は朋の玉子焼きはないけどな」



駿は笑って空の背中を軽く押した。