妹A ~5人兄弟+1~

「元気な事が分かればそれでいいんだよ。顔を見れば大切に育てられて来た事くらい、分かる。…あの目を見れば大体分かるよ。後は…父さんと母さんの代わりにお礼が言いたい。それだけだよ」



入り口の近くで黙って聞いていた駿が、ゆっくり入って来た。



「優にぃ、本当にそれでいいの?」



厳しい表情で優を見つめながら問う。



一瞬、駿の言葉に動揺したように見えた気がした。



「上等だ」



優は落ち着いた声で答える。



真剣な顔で優と駿、2人が見つめ合った。



朋は辛そうにうつむいている。



静かな時間が数秒流れた。




「優にぃ、オレ、謝らないといけない…」



台所の外で話を聞いていた空が、視線を床に落としたまま入って来た。