妹A ~5人兄弟+1~

朋も空も黙り込んだ。



「優にぃ、今度はお金かけたみたいだからさ。いい情報得られるんじゃないかな?」



「どこにそんなお金あったの?」



空が驚いて聞く。



「優にぃは給料のほとんどを家に入れてくれてるはずだろ?」



朋も驚いた。



「ずーっと、わずかな小遣いを貯め続けてたんだよ。滅多に自分の物買わないでさ。優にぃはそんな人なんだよ」



「優にぃ…」



朋は少し涙ぐんでいる。



しばらく黙っていた空が口を開いた。



「まぁ、優にぃはそういうとこあるよな」



「やっぱりオレ、優にぃについて行くわ」


朋はティッシュで涙を拭いながら感動している。



「朋にぃは単純だよな。…で、その、そいつは男?女?オレ、聞いてなかった」



「あぁ、たぶん…女らしい」



「たぶん?たぶんな訳?」



「そこが優にぃの頼りないとこでさ。ちゃんと覚えてないんだよ。顔が可愛かったって事しか覚えてないらしくて」