妹A ~5人兄弟+1~

残ったスバルは四ツ葉のクローバーをじっと見つめた。



空はいつの間にかすっかり明けて、綺麗な水色が広がっている。



湧き出るように浮かぶ雲は、朝の力強さを表していた。



「会いたい…」



スバルは空に向かって思い切り手を伸ばす。



掴みたいものがある。



どうしても、掴みたいものが。



ダメだと言われれば、なお手に入れたい。



でも、それは雲よりも…空よりも…もっと遠くなってしまった。



掴める………のに。



「つかさ…」



スバルは勢いよく立ち上がると、走り出した。