妹A ~5人兄弟+1~

「優にぃ…、オレ、昨日…、言い過ぎて…」



「いいよ。気にしてないさ。気にすんな」



いつもの穏やかな優の笑顔がスバルの心に染みる。



「昔、よく来たよな?四葉のクローバー、探してさ」



優が近くのクローバーを触った。



「あぁ。よく探した。いつも優にぃが見つけるんだよ。…でもさ、さりげなくオレをそのクローバーの近くに引き寄せて。見つけさせてくれてたよな?」



スバルもクローバーを触りながらクスッと笑った。



「知ってたのか!?」



優が驚いた顔でスバルを見た。



「大きくなって気付いたんだよ。四ツ葉のクローバーなんて滅多にないって。あれは優にぃのおかげだったんだって」



昔を思い出すような懐かしい目でクローバーを見つめる。



「そうか…」



優は少し微笑んだ。



「優にぃは優しいんだよ」



「優しくなんてないよ。お前を守るのに必死だったんだよ」



そう言うと何かをスバルに渡した。



「四ツ葉のクローバー!」



優はにっこり微笑んだ。



「先に帰って風呂でも入るよ。今日は仕事だからな。…ちゃんと帰って来いよ。」