妹A ~5人兄弟+1~

「何だよ。何か言いたげな言い方だな。…誰もいないよ」



スバルはつかさの事は隠した。



「えっ?スバル1人?」



「そうだよ。いちいち反応するなぁ。何かおかしい?」



「いや…、おかしく…ないです」



視線を新聞に落とし、朋は食い入るように見つめる。



「それ、読んでるの?」



朋の新聞を興味深く覗き込む。



「読んでるよ」



まだ逆さまである事に気付いていない。



「ふぅん。朋にぃ、株価に興味あったんだ。でも、逆だよ。…シャワー浴びてくる」



新聞から顔を離すと、笑いながら朋の肩を叩いた。




「あっ、駿にぃ。お帰り」



スバルの笑顔とは対照的な、厳しい顔の駿が台所に入って来た。