妹A ~5人兄弟+1~





「ただいま。あれ?朋にぃだけ?」



いつになく機嫌のいい顔でスバルが帰って来た。



「あぁ、スバル、お帰り。空はいたと思ったんだけど。…優にぃと駿にぃはコンビニ」



いつものように振る舞いながらも、自分でも動きがぎこちないと朋は思った。



「駿にぃも?」



「えっ!?会ったの?優にぃと?」



つい、声が裏返る。



「何!?何で驚いてんの?」



スバルは笑いながら冷蔵庫から麦茶を出した。



「えっ?なんで驚くんだよ。変な事言うなよ」



朋は慌てて新聞を開く。



「優にぃとしか会ってないけど。駿にぃはランニングでもしてるんじゃないの?」



ゴクゴクと音を立てて飲むさまは、男らしくて気持ち良かった。



「あぁ。たぶん…そうだろうな。駿にぃはきっと走ってる。…で…さ、何で優にぃと一緒に帰って来なかったの?誰かと…一緒だったとか?」



逆向きの新聞を読むふりをしながら、探るように聞いた。