「ただいま。あれ?朋にぃだけ?」
いつになく機嫌のいい顔でスバルが帰って来た。
「あぁ、スバル、お帰り。空はいたと思ったんだけど。…優にぃと駿にぃはコンビニ」
いつものように振る舞いながらも、自分でも動きがぎこちないと朋は思った。
「駿にぃも?」
「えっ!?会ったの?優にぃと?」
つい、声が裏返る。
「何!?何で驚いてんの?」
スバルは笑いながら冷蔵庫から麦茶を出した。
「えっ?なんで驚くんだよ。変な事言うなよ」
朋は慌てて新聞を開く。
「優にぃとしか会ってないけど。駿にぃはランニングでもしてるんじゃないの?」
ゴクゴクと音を立てて飲むさまは、男らしくて気持ち良かった。
「あぁ。たぶん…そうだろうな。駿にぃはきっと走ってる。…で…さ、何で優にぃと一緒に帰って来なかったの?誰かと…一緒だったとか?」
逆向きの新聞を読むふりをしながら、探るように聞いた。

