「待って!」
静かな夜道に空の声が響く。
つかさは今度は振り返らず立ち止まった。
「最後にひとつだけ教えて」
つかさの後ろ姿は動かない。
「どっちが…好きなの?」
低くなった声のトーンと険しい顔。
前を向いたままのつかさの足元に、ポトリと小さな粒が落ちた。
「あなたはいったい…」
空は少しだけ眉間にしわを寄せた。
「傷付いてるのは…あなたのお兄さんだけじゃない!悩んでるのはあなたのお兄さんだけじゃない!2人が兄弟だって分かってショックだったのは私も同じよ。その上、その2人と……実は兄妹だったなんて爆弾発言までされて。…意味分かんないよ。私は…私は、今、立っているのがやっとなの!!もういい加減にして!!!これ以上聞きたいのなら、投げ飛ばす!!私、柔道黒帯なんだからね」
つかさの振り絞るような叫びが川のせせらぎさえ消した。
静かな夜道に空の声が響く。
つかさは今度は振り返らず立ち止まった。
「最後にひとつだけ教えて」
つかさの後ろ姿は動かない。
「どっちが…好きなの?」
低くなった声のトーンと険しい顔。
前を向いたままのつかさの足元に、ポトリと小さな粒が落ちた。
「あなたはいったい…」
空は少しだけ眉間にしわを寄せた。
「傷付いてるのは…あなたのお兄さんだけじゃない!悩んでるのはあなたのお兄さんだけじゃない!2人が兄弟だって分かってショックだったのは私も同じよ。その上、その2人と……実は兄妹だったなんて爆弾発言までされて。…意味分かんないよ。私は…私は、今、立っているのがやっとなの!!もういい加減にして!!!これ以上聞きたいのなら、投げ飛ばす!!私、柔道黒帯なんだからね」
つかさの振り絞るような叫びが川のせせらぎさえ消した。

