妹A ~5人兄弟+1~



「…そうですか。分かりました…」



つかさはうなだれたままポツリと呟く。



「ごめん。こんな事、こんな所で言う事じゃないのに。オレ…、つい感情的になって。ほんとにごめん。傷付けるつもりはなかった。でも…いや、ほんとにごめん。妹なのに…。ごめん…」



下を向いたままそれ以上言い返さないつかさが、空は急に可哀相になって来た。



「いえ…それが本当なら、言われて当然です」



つかさは深く頭を下げると力無く歩き出した。



「あのさ…」



空の呼び止める声につかさがゆっくり振り返る。



「ほんとに……ほんとにごめん」



謝る空につかさは少し口を開けて微笑むと、前へ向き直って歩き出した。



空は罪悪感でいっぱいになっていたが、どうしても聞きたい事ひとつがあった。