―闇―
「離して!!何の話!?意味分からないし!!」
つかさは思いっ切り手を振りほどいた。
「お前と…お前とスバルは兄妹なんだよ!お前は、優にぃが…ずっと探してた、赤ちゃんの時に知り合いに引き取られて行った、行方不明の妹なんだよ!!」
勢いに任せて言ってしまった。
普段のクールな空の行動とは思えないほど、熱く感情的だった。
「嘘…。何言ってるんですか?いい加減な事言わないで!」
そう言い返しながらも、明らかに動揺し始めている。
「オレだってこんな事言いたくない。きちんと親から聞くべき話だと思う。…でも!お前がひどいから。ひど過ぎるから。優にぃを…優にぃを傷付けたから…。スバルまで…」
真っ直ぐつかさを見る目が心を射抜いて行くようで怖い。
「…意味が…分かりません」
つかさは、今起きている事は全て夢だと思い込みたかった。

