妹A ~5人兄弟+1~


―闇―




「離して!!何の話!?意味分からないし!!」



つかさは思いっ切り手を振りほどいた。



「お前と…お前とスバルは兄妹なんだよ!お前は、優にぃが…ずっと探してた、赤ちゃんの時に知り合いに引き取られて行った、行方不明の妹なんだよ!!」



勢いに任せて言ってしまった。
普段のクールな空の行動とは思えないほど、熱く感情的だった。



「嘘…。何言ってるんですか?いい加減な事言わないで!」



そう言い返しながらも、明らかに動揺し始めている。



「オレだってこんな事言いたくない。きちんと親から聞くべき話だと思う。…でも!お前がひどいから。ひど過ぎるから。優にぃを…優にぃを傷付けたから…。スバルまで…」



真っ直ぐつかさを見る目が心を射抜いて行くようで怖い。



「…意味が…分かりません」



つかさは、今起きている事は全て夢だと思い込みたかった。