妹A ~5人兄弟+1~


「私ね、好きな花が向日葵だったの。だから、今日とっても嬉しかった」



微かに揺れる向日葵が、夜の色に染められて行く様子をじっと見つめながらつかさが言う。



「お前、向日葵が似合ってるよ」



「それって理由がある?」



静かに、でも良い答えを明らかに期待して聞く。



「あるよ。お前、いつも明るい方見てるだろ?いつも太陽の方、向いてる気がしてさ。薔薇の華やかな雰囲気もあるんだけど、薔薇ほど取っつきにくい感じはない。向日葵みたいに真っ直ぐで強い感じがする」



2人の目は向日葵に向けられていた。



「それ、誉められてるんだよね?」



目は向日葵を見つめたままだったが、声の感じから喜んでいるような気がした。



「そう聞こえるだろ?」