―北極星―
「ここ、夜に来たら綺麗だろうなぁ。寝転がって夜空見上げて…、最高だと思わない?」
水色の空はオレンジ色が溶け始めている。
つかさの空を見上げる横顔が、絵画の線のように綺麗だとスバルは思った。
「綺麗だよ。静かでさ。…別世界」
空の先を探すような遠い目でスバルが呟く。
2人は夕暮れの瞬間を静かに見つめていた。
「来た事…あるの?」
「あるよ。1人になりたくなったらここに来る」
「へぇ~。スバルでも1人になりたい時あるんだ」
クスッと笑ってスバルを見た。
「何、笑ってんだよ。オレは結構哲学者なんだからな!」
ムキになって自分を認めさせようとする。
「哲学者?」
つかさの目が丸くなってプハッと笑った。

