妹A ~5人兄弟+1~


―北極星―





「ここ、夜に来たら綺麗だろうなぁ。寝転がって夜空見上げて…、最高だと思わない?」



水色の空はオレンジ色が溶け始めている。



つかさの空を見上げる横顔が、絵画の線のように綺麗だとスバルは思った。



「綺麗だよ。静かでさ。…別世界」



空の先を探すような遠い目でスバルが呟く。



2人は夕暮れの瞬間を静かに見つめていた。



「来た事…あるの?」



「あるよ。1人になりたくなったらここに来る」



「へぇ~。スバルでも1人になりたい時あるんだ」



クスッと笑ってスバルを見た。



「何、笑ってんだよ。オレは結構哲学者なんだからな!」



ムキになって自分を認めさせようとする。



「哲学者?」



つかさの目が丸くなってプハッと笑った。