「…彼女はきちんと卒業する事。卒業までは絶対に清い交際。それと…、」
急に口ごもる。
「それと?」
止まった先を早く聞きたくて朋が詰め寄る。
「オレは来年の春に系列の男子校に移動が決まった」
少しの間、沈黙が流れる。
「プッ!」
瞬間、口びるがヒクヒク動き、朋が吹き出した。
「汚いなぁ。吹くなよ」
大して何も飛んでないが、駿がシャツを拭くそぶりをみせる。
「だって、駿にぃが男子校?クク…、その顔もとうとう封印だ」
とうとうケラケラ笑い出した。
「何だよ!」
駿はシビアな話のつもりなのに笑われた事が気に入らない。
「さすが理事長だよ。大事な婿に虫がつかないようにしたんだよ。浮気出来ないね。ここが年貢の納め時。ねぇ~?駿にぃ♪」
「笑い事じゃない!男子校だよ?男子校!!」

