妹A ~5人兄弟+1~


「駿にぃ!!」



聞き覚えのある声に振り向くと、門にもたれかかった駿がいた。



「子供より始末が悪いな」



少し笑って、園庭でいくつも群れを作り、話に夢中になっている母親達を見た。



「これも仕事のうちだよ。仕事は?学校もう終わったの?って!!そうやってカッコつけて立つのやめてくんない?ほら、お母さん達がガン見してんだよ!」



母親達がざわつき始め、一斉に駿を見る。



「気にしすぎだよ」



そう言いながらも母親達の視線を次々と捉えて行く。



所々で『カッコイイ…』と声が上がる。



「やめてくれよ。保護者をからかうなって。それで手でも振ったら出入り禁止だからな!」



朋の横ですでに手を振ってみんなに微笑みかける駿がいた。