妹A ~5人兄弟+1~

「それより学校はどうしたんだよ。今日は終業式だろ?」



不思議そうな顔で、冷蔵庫を覗く駿を見る。



「あぁ…、今日はさ、ばぁちゃんが死んだ」



淡々とした口調で答えながら牛乳を取り出し、コップになみなみと注ぐ。



「駿、ばぁちゃん、何回死ねばいいんだよ」



「どっちみち、とっくに死んでるしさ。たまに使わせてもらってもいいでしょ?」



この件に関しては、教師という立場を忘れて嘘をついてもいいらしい。



「もう今の学校では使えないな…」



ため息とともに、ちょっと呆れたように笑った。



さりげない駿の優しさは、優にしっかり伝わっている。



「だね。次はじぃちゃんだ」



右手の拳を上に突き出して元気に言った。



「じぃちゃんは生きてるだろ!!」



すかさず優が突っ込む。



駿はそうだっけ?というようなとぼけた顔をして、一気に牛乳を飲んだ。